先日、たんぽぽの家主催の「福祉を変えるアート化セミナー」にて、プレゼンテーションと、パネルディスカッションをさせて頂きました。
参加者の方は福祉系のお仕事をされている方が9割程度との事でした。
よくよく考えると、最近の講演のほとんどが、「社会起業家」関連でしたので、私が福祉関連の場でお話させて頂くのが、日本財団主催の「障害者就労施設支援ネットワーク会議」を入れて2回目でした。
福祉とビジネスの関係、ここ数年つねに議論になっている事で、人によっては対局にあるような事と思われている事かもしれません。
私たちは、事業を開始して、始めに認めて頂けたのが、企業の方々で、福祉の業界の中では、今でもそうですが、なかなか認めて頂けていない部分がありますので、私の中には、企業が冷たくて、福祉があったかいというイメージはありません。むしろ逆のイメージを持っています。
福祉サイドから、ビジネスを見た時に、「企業はお金になる事しかしない」とよく言われますが、私は「企業はお金にならない事を、お金に変える」所だと思います。
京都のカスタネットというオフィス関連の総合通販を行っている会社の社長の植木力さんの著書の帯に「小さな会社にもミッションがある」と書かれていました。
正にその通りだと思います。
多くの企業は、お金の事だけを考えているのでは無く、むしろそのミッションを達成する為にお金が必要だと考えているのだと思います。売上が下がるという事は、最低限雇用を保障出来なくなる事にも繋がるのです。
福祉の業界はそろそろ私たちは「サービス業」を行う、「サービスマン」だという認識を持つ必要があるのではないでしょうか。そしてミッションの達成の為に、様々な角度から売上の向上を目指すべきだと思います。
アート化セミナーでご一緒させて頂いた「ラ・バルカグループ」の代表の夏目さんが「売上とはどれだけのお客様に喜んで頂けたかの結果です」とおっしゃっていました。
福祉施設には、2つのお客様がいます。1つは「施設で作った商品をお買い上げ頂くお客様」もう1つは「障がいがあり、施設を利用されているお客様」
この2つのお客様に喜んで頂いてこその福祉だと私は考えています。そして、この2つはサービスの質を上げる事により、1つになるのだと。
「今後の福祉業界に求められる人材は?」という質問に夏目さんは「単に施設の職員としてでは無く、社会を創っていくクリエーター」と答えておられました。
いい言葉なので早速使わせて頂いています(笑)
私たち福祉を仕事としている人間は「ソーシャルクリエーター」を目指すべきではないでしょうか。
僕は目指します。
尿意に起き出してそのまま、民宿の暗がりでここへとやって来ました。ネーミングにエクスクラメーションして脳にこびり付いていたのです。大変すっきりしました。滞納する会費の郵振りとともに送られてきたたんぽぽからのニュースレターには、毎回目から⇒鱗が落ちる思いです。
返信削除ご精進下さい。まずはご挨拶まで。
りんたろう様
返信削除コメントありがとうございます。
精進します。