今月の12日に、日本中が注目している、行政刷新会議の事業仕分けが、行われました。
障害福祉関連では、2つの議案にある決定がせれました。
共同通信発表の内容によると、
【障害者保健福祉推進事業費(障害者自立支援調査研究プロジェクト)】
公益法人や特定非営利活動法人などが行う障害者支援のための調査研究事業に助成する。厚労省の要求額は13億円。全国精神障害者社会復帰施設協会(全精社協)がこの事業で不正に補助金を受け取っていたとされる。仕分け人から不透明さを指摘する意見が出され、廃止となった。
【障害者保健福祉推進事業費(工賃倍増5カ年計画支援事業費)】
授産施設などで働く障害者の経済的自立を目指し工賃の引き上げを図るため、職業指導員の研修や経営コンサルタントの派遣などを行う。予算の執行率は08年度で22・2%にとどまっており「効果的でない」などとして、予算の半減を求めた。
という事らしい。
もちろん数字や、不祥事を判断の基準にすればロジックは積み上がる話ですが、僕は、この2つの費用を使って、本当に福祉の為に活動されている方を知っているので、複雑です。
「障害者自立支援調査研究プロジェクト」に関しては、本当に社会にインパクトを与え、意味のある活動をしておられる方が沢山おられます。問題点は全て行政にあり、活動されている方にはありませんし、全精社協の不祥事にしても、行政との関係が無ければ起こらなかった事だと思います。
一部の人の甘い意識によって、制度自体が全て無くなる。
この研究に従事されている方はとても悔しい思いをされていると思います。
工賃倍増5カ年計画も一部では、適当にコンサルを派遣し、予算を使わなければいけないから使っているような自治体もありますが、長野県のように、しっかりと結果を残している自治体もあります。
!-styleでは2つの予算については、使っていないので、直接的な影響は無いのですが、全てを一緒にして、このような人の活動を止めてしまうのは、福祉全体の問題になり、間接的に、強いデメリットを受けてしまう事になります。
コンピューターソフトが仕分けしているのでは無く、人間が仕分けしているのですから、予算の数字だけで無く、実態を把握して欲しい。
そして無駄を作りだすのは行政であって、熱心な研究者では無い。
上手く言えませんが、少しでもこの事を分かって欲しいと思います。
2009年11月13日金曜日
2009年10月20日火曜日
make it !!
2009年10月11日日曜日
ソーシャルクリエーター。
先日、たんぽぽの家主催の「福祉を変えるアート化セミナー」にて、プレゼンテーションと、パネルディスカッションをさせて頂きました。
参加者の方は福祉系のお仕事をされている方が9割程度との事でした。
よくよく考えると、最近の講演のほとんどが、「社会起業家」関連でしたので、私が福祉関連の場でお話させて頂くのが、日本財団主催の「障害者就労施設支援ネットワーク会議」を入れて2回目でした。
福祉とビジネスの関係、ここ数年つねに議論になっている事で、人によっては対局にあるような事と思われている事かもしれません。
私たちは、事業を開始して、始めに認めて頂けたのが、企業の方々で、福祉の業界の中では、今でもそうですが、なかなか認めて頂けていない部分がありますので、私の中には、企業が冷たくて、福祉があったかいというイメージはありません。むしろ逆のイメージを持っています。
福祉サイドから、ビジネスを見た時に、「企業はお金になる事しかしない」とよく言われますが、私は「企業はお金にならない事を、お金に変える」所だと思います。
京都のカスタネットというオフィス関連の総合通販を行っている会社の社長の植木力さんの著書の帯に「小さな会社にもミッションがある」と書かれていました。
正にその通りだと思います。
多くの企業は、お金の事だけを考えているのでは無く、むしろそのミッションを達成する為にお金が必要だと考えているのだと思います。売上が下がるという事は、最低限雇用を保障出来なくなる事にも繋がるのです。
福祉の業界はそろそろ私たちは「サービス業」を行う、「サービスマン」だという認識を持つ必要があるのではないでしょうか。そしてミッションの達成の為に、様々な角度から売上の向上を目指すべきだと思います。
アート化セミナーでご一緒させて頂いた「ラ・バルカグループ」の代表の夏目さんが「売上とはどれだけのお客様に喜んで頂けたかの結果です」とおっしゃっていました。
福祉施設には、2つのお客様がいます。1つは「施設で作った商品をお買い上げ頂くお客様」もう1つは「障がいがあり、施設を利用されているお客様」
この2つのお客様に喜んで頂いてこその福祉だと私は考えています。そして、この2つはサービスの質を上げる事により、1つになるのだと。
「今後の福祉業界に求められる人材は?」という質問に夏目さんは「単に施設の職員としてでは無く、社会を創っていくクリエーター」と答えておられました。
いい言葉なので早速使わせて頂いています(笑)
私たち福祉を仕事としている人間は「ソーシャルクリエーター」を目指すべきではないでしょうか。
僕は目指します。
2009年9月21日月曜日
破れたジーンズ。
写真は僕が履いているジーパンです。破れた所を自分で裏当てをして、ミシンで叩いて直して履いています。
でも直すと他にテンションが掛って又破れての繰り返し。追いつかなくて一か所は今は破れたまま。
それでももう8年は履いてる愛着のある1本。
僕は毎年春に1本ジーパンを買い、ほとんどをジーパンで過ごします。
「破れたジーパン」は社会人として、自覚が無い人の服装の代名詞のように言われています。
僕ももちろん服装はその場に応じて合わせる事が礼儀だと思っていますので、人前に出る時はシャツ+ジャケットを着用します。
でも、パンツはジーパンかチノパンです。
それは、スーツであれば全てOKという考え方があまり好きでは無いからです。
こう言うと、スーツが嫌いなの?と思われますが、むしろ好きです。着ませんが(笑)
スーツが誕生してから150年近くほとんど大きなシルエットの変化が無いのに、襟の太さや、ボタンの位置、サイジング等で時代を表現するストイックさと、大人の渋さは大好きです。
ですので、スーツ自体が嫌いなのでは無く、何度も言いますが「スーツを着ていればOK」という考え方が嫌いなのです。なんか「これでもくらえ!」と言っている気がするのです。
以前研修へ行った時、講師をされていた大学の先生が、自分の職場の大学に「破れたジーパン」を履いて来た人の話をしました。
「こんな世間知らずではいけませんよ」とおっしゃりたいのだと思います。
そして続けて「人は見た目や肩書で判断します。例えば僕が急に近所通ったからと言って障がい者施設に見学させて下さいと言っても、何ですがお引き取り下さいとなりますが、~大学で障害福祉を研究している教授だと言えば、どうぞどうぞとなるでしょう」と。
なりません(笑)
僕ならその大学に対して抗議します。
その感覚は「破れたジーパン」を職場に履いて来た人と何の違いがあるのでしょうか。
僕なら事前に申し込みをして「破れたジーパン」で当日来る、教授でも何でも無い人の方がよっぽど好感が持てます。
失礼の基準。
世の中は難しいですね。
2009年8月29日土曜日
バイアスがかかっていないか。
バイアスという言葉があります。
「偏り」というような意味で、「確証バイアス」の事を指していると理解しています。
確証バイアス(かくしょうバイアス)とは社会心理学における用語で、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。 例えばグループに一人だけAという女性がいた場合(他は全員男性)、Aが様々な行動を示していたにもかかわらず、自分(男性)が持つ女性への固定観念に合致する行動だけを特別に認識して、「やはり女性は○○である」という結論を導くといった行為を指す。
「偏り」というような意味で、「確証バイアス」の事を指していると理解しています。
確証バイアス(かくしょうバイアス)とは社会心理学における用語で、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。 例えばグループに一人だけAという女性がいた場合(他は全員男性)、Aが様々な行動を示していたにもかかわらず、自分(男性)が持つ女性への固定観念に合致する行動だけを特別に認識して、「やはり女性は○○である」という結論を導くといった行為を指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラ・バルカグループの夏目さんのブログ(http://blog.livedoor.jp/labarca3120/)に、メディアは結論を決めて取材をするという内容の事が書いてあった。
内容は自立支援法について、選挙前のタイミングではよくこの手の取材はありますし、私も以前に受けた事があります。
新聞社にもよると思いますが、夏目さんが書いていたように、「【自立支援法】=【受益者負担】【1割負担】=そこが問題点!」という記事にしたが為の言葉しか拾ってくれず、言いたい事はほとんど伝わらないというか聞いてもらえません。
私たちは、特に支持政党を持たない組織ですので、どこかや、誰かを擁護するつもりはありませんが、自立支援法があったから!-factoryは生まれました。
自立支援法が出来る前は社会福祉法人格を持つ法人でしか、認可事業は行えませんでした。又、社会福祉法人格は一定の資産基準があり、ハードルの高い法人格です。
しかし、自立支援法以降は、法人格を問わず、認可事業が出来るようになりました。
結果、30歳前後の若い理事長、施設長、代表の組織の認可事業所が全国で生まれ、自由な発想で福祉の前進を担っている施設が出来てきました。
確かに自立支援法は悪い部分もありますが、良い部分もあります。
ですので一点に絞って議論の出来るものでは無いと思います。
そして僕もバイアスがかかっていないか。
今一度見つめ直したいと思います。
そして夏目さんと再会できる時が訪れました。
10月の3日、4日に財団法人たんぽぽの家が主催する「福祉を変えるアート化セミナー」に実践報告として、一緒の壇上に立たせて頂きます。
嬉しいなぁ。
タリーズの話も聞きたいし、色々聞きたい。
楽しみです。
福祉をかえる「アート化」セミナー2009 10/3-4
~プロダクトアウトからマーケットインへ~
~プロダクトアウトからマーケットインへ~
2009年8月11日火曜日
社会起業??

先日「社会起業支援サミット京都2009」にて、!-styleの事業のプレゼンテーションをさせて頂きました。
最近は月1回程のペースで、プレゼンテーションのお声掛けを頂き、させて頂いております。多くの方に!-styleを知って頂く機会になり、様々なご意見を頂けるので、とても嬉しい事です。
ただ私たちは、その場のテーマについてお話をさせて頂いているのでは無く、常に、!-styleが何をしていて、何を目指しているのかというお話で、今回の社会起業についてだったり、障がい者支援だったりとイベントのテーマについて私たちからお話をするという事はありません。
最近お声掛け頂くテーマが「社会起業」というのが多くなってきましたが、正直な所、社会起業についてはよく分かっていません(笑)
Wikipediaによると
「社会起業家(しゃかいきぎょうか)は、社会変革(英:Social change)の担い手(チェンジメーカー)として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。社会問題を認識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、組織化、経営するために、起業という手法を採るものを指す。」
という事らしいのですが、私たちがしている事業がそれに当てはまるかどうか。そして、そのジャンルに入れられる事に私自身が少々違和感があり、疲れていた時でした。ですので、「社会起業支援サミット京都2009」のオファーを頂いた時も、半分ぐらいお断りするつもりで実行委員の学生の方とお会いしたのです。
打ち合わせの時「僕は正直社会起業というものが分からないし、そう呼ばれる事に違和感を感じ始めているんです」と言うと、学生の方のお1人が「実は僕も数か月前まで、社会起業なんて言葉を知らなかった、ただボランティアをする学生はすごく多いんです。ただ就職となると4年間してきたボランティアと全然違う仕事を選ぶ、今までボランティアとしてしか出来なかった事が、ビジネスになる可能性を伝えたいんです」
今まで社会起業について話をしてきた中で、一番衝撃的で、なるほどと思えた言葉でした。
彼が言った事が社会起業の概念に当てはまるかどうか分からないけど、彼の言葉にはすごく共感出来、少し救われた気分にもなりました。彼の言葉でこれからも、イベントのテーマが社会起業であっても、とにかく私たちがしている事業についてのプレゼンテーションをしようと思えました。
本当にありがとう。
最近の若い人って本当に色々な事を考え、誰かの為になりたい、誰かに喜んで欲しいと思っている。
僕が20歳ぐらいの時を振り返ると、自分が楽しい事しか興味がありませんでした。彼らをみていると本当に反省です。
具体的に何かが分かって無くても「社会起業家」になりたいと思う気持ちは僕は良いと思います。
社会起業家についての概念はまだ日本では定着がしきって無くて「それは社会起業家では無い」「日本の理解は間違っている」「日本においてはこの考え方の方がフィットしている」と様々な論議が行われており、「社会起業家とはなろうと思うもでは無く、結果そう呼ばれるものだ」という考え方が主流なようですが、だからといって、「社会起業家になりたい」と思う気持ちは否定されるものでは無いと思います。
「社会起業家」になりたいと思いながら就職をし、色々な事をし、その中で自分が問題だと思う事を発見し、ビジネスとちゃんとリンクさせながら問題解決をすべく起業する。
まず自分が社会の中で食べれるだけの技と芸を身に付けていれば、そんな若い人が増える事は決して悪い事では無いと思うのです。
社会起業については全くの素人ですが、社会起業家になりたいという若い人は応援したい気持ちになります。
自分より若い人で凄いなぁと思える人に出会える事って幸運だと思います。何をするのか見ているだけでもいいと思いますし、協力を要請されれば、惜しみなく協力すれば良いと思います。きっと新しい事、自分が忘れていた事、そんな事に気づかせてくれるはずです。
若さを青さで片付けると致命傷となるのは僕らオッサンです。
日本はまだまだ捨てたもんじゃありません。
社会起業支援サミット京都2009の実行委員の皆様本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。
2009年7月13日月曜日
近畿ソーシャルビジネスフォーラム2009

さてさて、元来のサボリ癖が顔を覗かせ、気が付けば1か月も放置のブログになってしましました。
最近「ブログ読んでますよ」という声を頂く事が多いのに、本当に申し訳ございません。
この1か月何をしていたのかは、後日書くとして、先日の、近畿ソーシャルビジネスフォーラム2009というイベントの話を今日は少し。
日本理化学工業株式会社 会長 大山泰弘氏とパネルディスカッションをさせて頂きました。日本理化学工業株式会社は、チョークをはじめとする文房具・事務用品を行う企業で、障がいのある方の雇用に力を入れているなんて、レベルでは無く、現在、川崎工場では従業員47名中、重度知的障害者22名・軽度知的障害者10名、美唄工場では従業員28名中重度知的障害者13名・軽度知的障害者9名を雇用という、とんでも無いと言っても過言では無い程の雇用をされている会社です。
大山会長は、そういった事を事も無げに話をされる凄い人でした。
パネルディスカッションの前に、「吉野さん、海外では障がいのある人は、雇用の対象では無いのですよ」と言われ「どういう意味ですか?」と尋ねると、「障がいのある人に支払う賃金の内の最低賃金は国が企業に支払うんです、日本も福祉にかけているお金を、こうゆうふうに企業に投入すればいいと思いませんか?」と言われ、正直ドキッとしました。
なぜなら、僕もこの仕事をしながらも、福祉にかかるお金を本人にそのまま渡せば、生活の保障ができるんじゃないのか?という疑問を時々抱いていました。大山会長のお話は、僕のまだまだ漠然とした気持ちの数段上の提案でした。
ただ、現状、そうなった所で、多くの企業が、来ている事にして、お金を障がいのある人へ払い、実際には働かせてもらえない事が、想像出来てしまうと思います。
それだけ障がいのある人がどんな仕事が出来るのか分からないと言った人が多いのが現状で、難しい事だとも思います。
ただ、大山会長のようなお考えを持った方が増えるとそれも実現出来ると思いますし、そうする為にも私たちは、障がいのある方の仕事力を広く世の中に提示していきたいと思っています。
その結果私たちの仕事が世の中から必要無くなる日が来る事が私たちの目指す所だと思います。
福祉という概念すら必要無くなり、私たちが失業する日。
それが私たち福祉人の最大の喜びではないでしょうか。
それが私たち福祉人の最大の喜びではないでしょうか。
帰り際大山会長がニコッとされ、「吉野さん、文通しましょう」と言われました。
一日休みを取って、緑がいっぱいのカフェで、大山会長に手紙を書く事にします。
一日休みを取って、緑がいっぱいのカフェで、大山会長に手紙を書く事にします。
いっぱい書きたい事があります。
「大山さん、文通しましょう」
登録:
投稿 (Atom)