2009年5月5日火曜日

!-style的デザイン名品vol.2




前回、ご紹介したのは、プロダクトでしたので、今回はグラフィックをご紹介します。


!-factoryには、ポスター等のグラフィックが沢山ありますが、一番上の、映画「ロッカーズ」のポスターが一番高価です。


ロッカーズ(Rockers)は、1978年のジャマイカの映画で、リロイ・ホースマウス・ウォレス、バーニング・スピア、グレゴリー・アイザックス、ビッグ・ユース、ジェイコブ・ミラーなど、何人もの有名なレゲエアーティストが出演していました。


このポスターは公開当時のポスターで、駅等に張られていた特大サイズのものらしいですが、ロッカーズのポスターで、このデザインのものは見た事が無いので、それが事実かどうかもわかりません。
額装していない状態では、さすがにヴィンテージだけあって、少しでも力を入れるとビリビリ破れてしまいます。


しかし、その紙質や、インクの状態が、現在では再現出来ない優しい色合いで、とても美しいです。
又、デザインもある種、適当な感じで、デザインされているが為に、古さも感じないビジュアルになっていて、「ふつう」の力を感じる事が出来ます。
!-factoryに来られた際には、是非ご覧下さい。


下のポスターはアメリカの伝説的ボクサー「モハメド アリ」のポスターで、スポーツメーカーアディダスの広告ポスターです。
もちろん広告ですので¥0-と今度は一番安いポスターです。(笑)


このポスターは逆にちゃんとデザイナーが入り、デザインされていますが、モハメド アリの力強い写真に、「Impossible is Nothing(不可能なんてありえない)」という文字だけが入ったシンプルなデザインです。
こちらも「ふつう」の力があります。


ちなみにこの時の、アディダスのCMは


「不可能」とは、自らの力で、世界を切り拓くことを放棄した、臆病者の言葉だ。
「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。
「不可能」とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。
「不可能」とは、誰かに決めつけられることではない。
「不可能」とは、通過点だ。
「不可能」とは、可能性だ。
「不可能」なんて、ありえない。
IMPOSSIBLE IS NOTHING.


と続いていました。
気持ちが折れそうな時に、眺めていると勇気のもらえるポスターです。
気持ちを支えてくれるデザイン。素晴らしいと思います。


モノの良し悪しは価格でも、流行でも決めれない事だと思います。

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